仕事なんかどうでもいいという考え方
ある生命会社の会長の話を聞いた。
どういう考えで仕事に取り組めば良いかという話だった。すると、その会長はこう述べた。
「多くの人は、仕事なんかどうでもいいという考え方をしていないからダメなんですよ。よく考えてみて下さい。1年は365日です。時間に換算すると8760時間です。そのうち仕事に費やす時間は2000時間しかないんです。あとの6760時間は家族や大切な人と過ごしたり、食事したり寝たり遊んだりするプライベートな時間がほとんどなんですよ。だから、この8760:2000という数字が理解出来ていれば、上司に何か言われても、部下が自分な思うように動かなくともそんな事どうでもいいんですよ。人の顔色を伺いながら仕事をしなくてもいいんですよ。もっと数字、ファクト、ロジックだけをみて、自分が正しいと思う判断をすればいいんですよ」
という話だった。勉強になった。
「弟子にして下さい」
ある自民党議員のマインド
ある学生から「僕を弟子にして下さい」と申し出があった。そしてその学生は「ウチのお母さんもあなたのところだったらいいって言ってました」と言った。
弟子入り希望はうれしいが、「両親共反対してるけど、ぼくはどうしても弟子になりたいです。お願いします」と言われる方が嬉しい。
次の一手は何をする?
ある脳科学者のマインド
"何かをしよう"と思った時に、何をするか?
たいていの場合は"何となく出来そうな事"や"過去にやった事がある事"をチョイスするかもしれない。しかし"自分には出来るかどうか分からない"、あるいは''出来ないだろう''くらいが実はベストである。
なぜかというと、自分が出来ると思ってなかった事が出来た時に脳内でドパミンが放出される。(中脳:ミドルブレインにドパミンを出す神経細胞がある)。そのドパミンが前頭葉に達すると、強化学習というものが起こるのである。
自分には無理だと思う事や、やった事がないことにチャレンジする大事さを学ばされる。
たまに上司にムチャぶりされるのも悪くないかもしれない。
実践する力
吉田松陰のマインド
1853年、ペリーが黒船に乗って横須賀市の浦賀に来航した。年号を覚えるために、語呂合わせでは「ひとはゴザ敷き大慌て」とあるように、当時の日本の民にとっては宇宙人が来たかのような騒動だった。大きな黒船を目の前にし、坂本龍馬(当時19歳)は「日本が変わる!日本を変えなくては!」と思った。
一方、吉田松陰(当時23歳)はなんと小さな船で黒船の近くまで行き、「その船に乗せてくれないか?」と頼んだらしい。当然断られた訳だが、吉田松陰は黒船に乗ってその先に何があるかを見たかったのである。その想いを実際に行動に移すというマインドは、紛れもなく幕末の日本を動かすマインドであったに違いない。この行為にペリー提督は大変驚いて、賞賛したという。